ダンジョンズ&ドラゴンズ3版の挑戦の書でやる第4回てきとーな架空リプレイ(というか、AARみたいなもの):ドラクシオンの寺院」

注意:これはD&Dを知らない人が読んでもつまらないものでしょう。えっ知っててもつまらん?

PC
 ファイター2(PL1)オルトン
 クレリック2(PL2)カーマック
 ウィザード2(PL3)ケーア
 ローグ2(技能役は誰もやりたがらないのでDM兼任)

 PLは、以前と同じ。まあ、姫が一人いるとだけ。初心者?しかいない。そんなグループである。

DM「さあ、今日も挑戦の書をやるかー」
ケーア「今度は何?」
DM「えーと、君たちは冒険のアテがなくてパスウェイ(前回出てきた町)の宿で時間をつぶしていた。そこへノームの古老が現れる」
カーマック「何か御用でしょうか」
ノームの古老(以下古老)「ここの近くのドラクシオンの寺院と呼ばれている邪神の寺院の廃墟をご存じですかな?」
オルトン「知らないよ」
カーマック「知らないですね」
古老「最近そこに山賊が住み着いたようでのう。退治してくれる冒険者を探しているんじゃが…」
オルトン「あ、じゃあ行きますよ」
カーマック「そんな軽く」
オルトン「受けないと話進まないでしょ?」
古老「話がわかる方々で助かる。行き方は…」
DM「寺院への道を教えてもらった君たちはあっさり入口に到着した」
ケーア「展開早いわね…」
DM「あ、いや、入り口は無いように見える。ローグが<捜索>判定してみる…16か。隠し扉があった」
オルトン「びびったぜ」
カーマック「じゃあ隠し扉を開けて中に入ってみましょう」
DM「中に入ると…”隠し扉を開けると、1本の松明に照らされた通路に出る。通路には石炭の煙のような、つんとする臭いが立ち込めている。通路の奥の端には、半分が魔鬼で半分がボアの巨大なにらめつける顔の浮彫が見える。君たちと浮彫の間には、壊れた幅広い階段が急角度で左のほうに上がっていくのが見える。階段の基部近くの柱には、周囲を照らす松明がかけられている。
 君たちが周囲を詳しく調べる間もないうちに、ゴーンゴーンというどらの音があたり一帯に響きわたる。”…だそうな」
DM「ここで全員聞き耳判定して」
ケーア「あたしは15」
DM「他は15未満か…ケーアだけはごーんごーんという音は像の顔から聞こえてくるのがわかる」
ケーア「は?」
オルトン「へー」
DM「他のPCに知らせんのか」
ケーア「よくわかんない」
DM「…」
オルトン「ま、とにかく階段を登ろう」
DM「おっと、じゃあ誰かが階段を見上げたな? するとだな” 階段はかなり古びてあちこちにひび割れが目立つものの、まだ十分使える。半分ほど上がったところにある2番目の柱には燃える松明が懸けられ、周囲を明るく照らし出している。階段の一番上には、明るい赤に彩られた蛇のような姿がおびただしい量の黒っぽい煙の中でのたうっているのが見える。うねる煙は鼻孔から流れ出しているだけでなく、その足元にある壇からも立ち上がっている。目は不気味なオレンジ色に輝いている。君たちにはっきり見えるのはヴァイパーのような三角形の頭だけなので、それが全体でどのくらいの大きさなのかは定かではない。”だって」
オルトン「うーん、とにかくその意味不明な像があるわけだな?」
DM「そうだよ。あと視認チェックしてね」
オルトン「15だ」
DM「それ以外はダメか。オルトンにはそのよくわからないのが実はある種の建造物であることがわかる」
オルトン「ほう…うーん…重要なことなのか…わからん」
カーマック「まあ先に進みましょう」
DM「階段を上がると、”全能なるドラクシオンの住処に入り込んだのは誰だ!”と像が叫ぶ。”侵入者よ、おとなしく降伏するがいい! 我は全能なるドラクシオン! 都市を踏みにじり、大気を打ち壊すもの! 目に映るすべての物の支配者なるぞ!”と、傲然とした口調で言ってきた」
DM「真意看破判定する人はどぞー…19かよ。ローグにはただのはったりだということがわかった」
カーマック「私も19ですが・・・成功ですか?」
DM「はい、カーマックにもただのはったりだとわかります」
オルトン「じゃあ上に上がろう」
DM「階段上がるあいだに炎が飛んでくるので各人反応・半減セーヴどぞー」
オルトン「俺だけが2かあ。6点ダメ…」
DM「ローグ以外は3点か…」
DM「さて炎を避けてたどり着いたところは昔のバラックらしきところだった」
オルトン「なんかおる?」
DM「コボルド4体が武装して待ってるで」
オルトン「コボルド! 萌えるな!」
DM「まぁ、あまり戦意はなさそうだけど。というわけでイニシアチブロールを」

カーマック 20
ケーア 12
コボルド 7 オルトン 7
コルム 6

カーマック「じゃあ私は移動してコボルドを攻撃しますよ…14…ですか」
DM「外れ」
ケーア「私はマジックミサイルでコボルドを打つわ! 5ダメね!」
DM「コボルド1体が満身創痍状態になった。それを見たコボルドは撤退行動をしていく」
オルトン「おい…あっさりじゃねえか」
カーマック「放っておきましょう」
ケーア「そうね」
DM「あーそこに人間二人が乱入してきたよ。無謀にも突っ込んできた。なのでイニシアチブロールを振る」

人間 A B 16

DM「人間AとB、移動して錬金術師の火を投げてきた。遠隔接触…てこれは命中するか。前衛二人にふっかかる…直接じゃないけど。オルトン3点とカーマック6点のダメージ」
オルトン「あっちっちちいい」
カーマック「(我慢)
ケーア「いやちょっと待って。行動できるのは次のターンからじゃないの?」
DM「う…そういえばそうか。今のナシ」
オルトン「俺は前に移動して人間Aを攻撃するわ 20! クリティカルロール 18点!」
DM「あっ、人間A即死だわ。それを見て人間Bは即座に”降伏します! そんなつもりじゃなかったんです!”とか言いながら降伏する」
カーマック「殺してしまっては今回の件について尋問できないではないですか」
オルトン「てへ…ついな…」
カーマック「君たちの名前は?」
人間B「こいつの名前はクリーと言います。あっしの名前はキアー。あの、これは…単なる山賊ごっこなんですで…」
オルトン「山賊ごっこ!? こいつら狂ってるぜ!」
カーマック「はあ、つまりある種の狂言だったということですね…」
キアー「あっしはクリーあにぃに誘われて参加しただけなんで…そのう…」
オルトン「コボルドにも話を聞いてみないと」
カーマック「しょうがないからコボルドにキュアライトウーンズかけますね」
DM「ある程度回復して目が覚めたコボルドは僕はなにも悪くない、山賊と”ドラゴン”の恐怖からしたがっていただけだ、と言い張る」
カーマック「嘘くさい…」
キアー「いや実はあっしは1000体のコボルドに捕らえられて、やつらが崇拝するドラゴンを作らされていたんですよ。で、攻撃したやつらを食い止める間に自分の村の女子供を守るために教会の入り口でクオータースタッフでコボルドを攻撃していたんです…はい…」
オルトン「こいつめちゃくちゃ言ってやがる」
カーマック「二人ともロープで縛ってパスウェイに連れていきましょう」
オルトン「いつの間にかロープを買ってたんだ」
カーマック「こんなこともあろうかと標準冒険者セットを買っておきました♪」
DM「それはいいけど、バラック調べる?」
オルトン「調べる調べる」
DM「寝台があって、見てみると12gpとラピスラズリの塊が隠されていた」
オルトン「取っておこう」
オルトン「じゃあ町に戻って古老にこの二人を突き出します」
古老「なんじゃと!? そんな事情が…まあよい。報酬として200GP渡そう」
オルトン「というか、こいつらのせいで実害出てたんですか?」
古老「そういえば周囲を警戒していた程度で何も出とらんのう…こんな結末になるとはな。しかしコボルドは始末に困るのう」
カーマック「コボルドにも人権? はあるでしょうし…」
ケーア「疑似中世で人権って何よ。いいけど」
オルトン「俺はクリーってやつのことが気になるな。宿屋へ行くよ」
DM「ほい。で?」
オルトン「亡きクリーのことを宿屋で訊いてみる」
DM「じゃあ情報収集判定をやってくれ」
オルトン「20!」
DM「んじゃー全部わかるな。宿屋の店主のメリヴァルがぺらぺらしゃべってくれる。クリーは数年間ここで暮らしていた。評判はよくなかったが犯罪はおかしてない。近くにコボルドが住み着いていたが、襲われたことはない。あと、最近奇妙な盗みが発生した。ペンキのバケツとか」
オルトン「狂言の準備か。しかし俺はクリーを殺すつもりはなかった…力が入りすぎたんだ」
カーマック「まあそれはともかくしかしコボルドがノームの町を襲わないというのは割と不思議ですね」
DM「(うっ)最近人間の移住者増えつつあるからねぇ…」
DM「というわけでこんかいの遭遇はおしまい。お疲れ様でした」
みんな「お疲れ様でした」

後書
ガチで狂言遭遇やった…